本論『ものまねボイトレ』

第1章は、歌ウマになるのに、カラオケの機械採点なんて、ぜんぜん関係ない、といった内容を述べています。

第1章「カラオケの採点なんて、歌にはぜんぜん関係ない」

 このWebサイトの趣旨は、カラオケの機械採点が75点でも「歌ウマ」になることです。

 カラオケの機械採点が登場してから、もうかなり年月が過ぎましたよね。
 おそらく、たくさんの人がご経験されていることだろうと思います。
 登場し始めのころは、「こんなのアテにならないよ」「機械に歌の何がわかるんだ」な~んて声が多数派だったかもしれません。
 でも、AI(人工知能)の発達した現代では、人間の耳より、機械のほうが信頼されるようになった、と言っても過言ではない状況です。

 あなたは、どうですか?
 誰かの歌声を聴いて、(あれ? そんなにウマイ感じがしないなぁ)と内心では思ったとします。
 でも、カラオケの機械は「98点」と、はじき出しました。
 あなたは、自分の耳を信じますか? 機械を信じますか?

 おそらく、なんですけど。。
 統計をとったわけではないので、正確なことはわからないのですけど。。。
 たぶん、自分の耳のほうを信じられる現代人は、少ないのではないでしょうか?
 ほとんどの人が、機械を信じちゃうのではないのでしょうか?

 とっくに50歳をこえたぼくは、この状況を憂慮しています。
 でも、今後も機械文明は発達していくだろうし、それをいちいち批判ばかりするような、アタマの固い老人にもなりたくない、って気持ちもあります。
 AIのやることについて、できるだけ公平に判断していきたいと思っています。
 でも、歌に関してだけは…。
 どうしても、ちょっと感情的になってしまいます。
 やっぱ歌が好きですからね。

 とにもかくにも、自分の耳を信じましょうよ。
 機械が全部わるいわけじゃないですけど、たとえ機械が何点を出そうと、自分がどう感じたかを最優先させましょうよ。
 歌の良し悪しが機械で測れるわけ、ないのですから。
 「歌」って、そういうものなのですから。

 平均したら、ぼくは75点の男です。
 JOYSOUNDだと80点以上いくこともあるのですけど、DAMだと、だいたい75点ぐらいです。
 でもぼくは「歌ウマ」です。
 もちろん機械の点数が示すように、音程をはずしていたり、もろもろいたらない点は多々あります。
 それでも、人間の耳で聴いたときに、ぼくを「歌ヘタ」と呼ぶ人は存在しません。

 本当かどうか、ぼくの歌唱動画をYoutubeにアップしましたので、聴いてみてください。
 自作曲「ビロード」
 ⇒https://youtu.be/PWud0YMPW0s

 いかがですか?
 確かに、音程は外しています。リズムも狂っています。いたらない点が多すぎるぐらいです。
 でも、感動する歌声だろうと思います。
 あんまり自分で自分をホメるのは気持ち悪いですけど…(^^;
 でも、あなたもきっと、ぼくを「歌ウマ」だと認識してくれただろうと思います。

 そうです!
 カラオケの機械採点と、歌の良し悪しとは、ぜんぜん別物なのです。

 このことを、まずもってわかっていただきたい、と思っています。
 たとえば、聴いたこともない歌を初めて聴いて、感動することがあるかと思います。
 当然に初めてなのですから、メロディーラインを知りません。
 正しく歌っているかどうかなんて、わかるべくもないです。
 でも、歌声を聴いて感動することがあります。
 つまり、カラオケの機械採点のように、正確に歌っているかどうかなんて、感動するかどうかにはぜんぜん関係ないのです。
 100%関係ないのです。

 これは、絵画を考えてみると、理解しやすいかもしれません。
 絵画には、流派といいますか、いろんなムーブメントがありますよね。
 カラオケの機械採点で100点をとるような絵とは、たとえるなら写実派と言えるでしょう。
 ミレーの「落穂拾い」なんかが写実派の代表作みたいです。
 でも、絵画には、ヘタウマと言いますか、へんなのがたくさんあります。
 その筆頭がピカソでしょうか。
 「ゲルニカ」とか、説明されればわかりますけど、説明なしで見せられたら、なんのこっちゃか理解するのは難しいです。
 とうぜん、ピカソをカラオケのような機械採点してみたら、低い点数しか出ないでしょう。
 でも、ピカソを「絵がヘタだ」と言う人は存在しません。
 芸術ってなぁ、そういうもんだからです。

 でも、本当のところ、日本人は、写実派より、ピカソより、ラッセンが好きですよね。
 ラッセンの絵も、カラオケの機械採点だと、100点は取れない絵でしょう。
 ピカソよりかは高い点数でしょうけど、やっぱり、写実性には劣っていますものね。
 でも、あなたもやっぱり、ふつうにラッセンが好きですよね?

 このように、カラオケの機械採点と「歌ウマ」とには、まるで関連がないということがわかりました。
 もしもあなたが75点の人でも、じゅぶんに「歌ウマ」になれるのです。
 じゃなきゃ「歌」じゃない。
 「歌」ってなぁ、そういうもんです。

 とはいえ、「歌ウマ」になりたいわけじゃない、カラオケで100点が取りたいんだ、という人も存在していることでしょう。
 聴いている人がどう感じるかなんて関係なしに、ただ単に100点が取りたい! っていう考え方があっても不思議ではありません。
 そういう人にとっては、このWebサイトは、あまり役に立ちません。
 あまり、ってか、まったく役立たずです…。
 残念ですけど、ほかのサイトをあたってみてください…。

声練屋やすべぇ(こえねりや・やすべぇ)

>>第2章「『歌ウマ』への道は、ふたつある」


概論はコチラ

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